フランクルを読んできた。今は「人間とは何か」を読んでいる。
これは "Aerztliche Seelsorge" 第11版の邦訳である。その原本第6版は、すでに霜山先生の格調高い翻訳で親しまれている。(フランクル著作集2「死と愛」(霜山徳爾訳 みすず書房 1957)
仙台の「フランクル文庫」(特定非営利活動法人「ほっぷの森」内)にはこれの初版原本が入っている。2011年の東日本大震災の日本に「力(それでもの力)を与えるシンボルにしてほしい」と、ドイツで「フランクル・カウンセリングセンター」を主宰する勝田茅生氏を通じて、ウイーン・ヴィクトール・フランクルセンターから贈られたものである。
私たちは、その縁で、「フランクル文庫読書会」を立ち上げ、「夜と霧」など彼の著作を読んできた。今は「人間とは何か」に取り組んでいる。
(フランクル文庫) フランクルはとくにこの著書を大切にし晩年に至るまで推敲を重ね続けた。いわば彼の主著である。 今年1月の朝日俳壇に《読み初めや三度手に取る難読書 池内真澄》という句があった。実は私にとって、この「難読書」に取り組むのはまさに3度目なのである。ノートに記しながら読んでいくこととする。
このHPは、その取り組みの途上で考えたこと、感じたこと、疑問として残ったことなどを記す読書ノートである。
(2023年3月26日)
追記:
ブログテーマは二つある。
ひとつは《「人間とは何か」読書ノート》で、これは「仙台いのちの電話」の読書会「フリー学習・フランクルを読む会」の記録である。(2023年6月24日ブログ「出会いに感謝」参照)
もう一つは《エピソードとアナロジーで理解するフランクル》である。フランクルの著書で紹介されているエピソードや用いられているたとえ話は、ロゴセラピーの理解に役立つ。これらを随時、順不同、不定期的、散発的に拾ってノートしていく。(2023年4月27日ブログ「アナロジー」参照) (2024年3月9日)
國分振 (連絡先)Tel:090-6453-9283 Mail:koksamy@ybb.ne.jp
このHPは、その取り組みの途上で考えたこと、感じたこと、疑問として残ったことなどを記す読書ノートである。